糖質制限ダイエットの謎

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質制限ダイエット、というダイエット方法が世の中に流行ってからどのくらいが立つのでしょうか?

確か、糖質制限ダイエットの権威が心不全で亡くなったか何かで、糖質ダイエットが死を招くのではないか・・などというオカルトチックな憶測もはびこりました。

まあ、冷静に考えれば、「急激なダイエットでなければ死ぬ心配はない」ということなんですが。。

 

ところで、私は普段、バラエティー番組を見ないようにしています。

なぜなら、見ると「バカになる」と思っているからです。

あまりにも進行のスピードが速く、目が離せなくするような構成で、思考をすることをストップしていないと番組の内容についてゆけません。

男だか女だか良くわからないような、まあ、どっちでもいいような「リアクションタレント」がワイプに顔をのぞかせながら「え~~っ!!??」「マジか!!」などと大声で場面をつないでゆくのを見ていると、不思議とつまらない内容であったとしても「次を見ずにはいられない・・・」という心理状態になってしまいます。

自動的にコマーシャル中も頭が空っぽの状態で、一方的に発信されている情報を無意識に受け取っているような状態になっています。

これって、かなり危険です。ほとんどカルトの洗脳状態です。

その証拠に、頭の中を空っぽにして、受身の状態で数時間見終わった後は、妙な虚脱感が襲ってきます・・

実際に見た番組の内容など何も記憶に残っていなくて、何に興奮していたかもわからず、でももっと刺激を求めるような、、中毒症状のような後味の悪さです。

あれは、絶対にヤバイト思いますから、バラエティー番組を見るのは極力抑えることをお勧めしたい、という立場です。

ですが、今日の昼は見てしまった・・・

設楽&枡がやっている「ドラマちっくニュース」という番組なのです。

なぜ見てしまったかというと、「糖質制限ダイエット」が取り上げられていたから。

糖質制限ダイエットの構造を、下町ロケットのドラマの設定にたとえてわかりやすく解説する、という企画でした。

これが、とてもわかりやすかったのでつい最後まで見てしまった、という次第。

糖質制限ダイエットとは、糖質の代わりに脂肪をエネルギーとして消化してグリコーゲンの代替物であるケトン体を生成してダイエットするというもの。

そもそもわれわれの主食である炭水化物を原料にして糖がつくられ、糖を元にインシュリンが生成するグリコーゲンが人間のエネルギーになります。

ところが過度に炭水化物を取ると、インシュリンがグリコーゲンを生成せずに、脂肪として体内に溜め込んでしまいます。

これが「肥満」の原因になるわけです。

この構造を下町ロケットのドラマで「工場」を「人体」に、「生産物」を「ケトン体」に例えて説明をするというものだったのでした。

溜まりきって無駄だった「脂肪」から、グリコーゲンの代替エネルギーとして「ケトン体」を作り出すところに、工場のメンバーのモチベーションの高まりがあるわけですw状況設定がはまっていて面白かったです。

ということで、糖質を制限することで脂肪をエネルギーに変えるから、その分痩せるという「糖質制限ダイエット」は誰もが思いつきそうで効果ありのダイエット方法です。

ですが、あまり急激に行うと、脳が糖分不足となり眩暈がしたり、ケトン体が体内に増えすぎると吐き気が襲ってくるなどの副作用がありますから、まるっきり炭水化物を摂取しない、ということはお勧めしない、というコメントがありましたからあなたもご注意を。

それに加えて私ならば、炭水化物を摂取するときは必ず食物繊維が豊富なものをチョイスする、ということを申し添えたいです。

精製された小麦粉からできたパンや白米には食物繊維が一切ありません。

昔、食物繊維は栄養素ではないので「無駄なもの」として排除されてきたのです。

江戸末期には白米食が流行ったせいで「かっけ」が増え、かっけが原因で死者が続出したそうですが、玄米食を復活させたり漢方医が「そば食」を薦めていったらかっけが激減したという記録が残っています。昔はかっけという贅沢病は「えどわずらい」と呼ばれていたそうですねぇ~

いつの時代も、人間は白い食べ物が大好きなんです。

炭水化物と食物繊維は体に摂取するタイミングで本来一体であるべきものなんですが、味を優先するためにあらゆる炭水化物が精製されてしまっています。

食物繊維を伴わない炭水化物の摂取は、腸の不活性を招き、腸内に汚物を滞留させます。

体内の消化酵素を無駄に使った上、腸の活性が落ちるので免疫が落ち、うんちが溜まって不健康になるのです。

だからどうせ炭水化物を取るのであれば玄米や全粒粉を取ることをお勧めしたいわけです。

取るも減らすも、「過ぎたるはなお及ばざるが如し」。

人の言行には「中庸」が必要ですな。

そうそう、ダイエットならば、、

「もっと欲しい!!」という気持ちが襲ってきたら、「水を飲む」ってことをやってみることを推奨します。

私はこれらの組み合わせで確実に痩せてゆきました。

最後までおつきあいありがとうございました。

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