苦労せずに痩せる方法?
「苦労せずに痩せたい・・・」
誰もがこう考えます。以前の私もそうでした。
まあ、今でこそランニングが習慣になり、楽をしようと思わなくても大丈夫にはなりましたが・・・
今日お話しするのは私のちょっとした体験ですが、もう少し科学的に分析してゆけば「苦労せずに楽して痩せる方法」のヒントになると思います。
どうかお付き合いくださればうれしいです。
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そうなんです。。私は毎朝5キロのランニングをこなしています。
30分くらいかけているので、時速10キロの速度。まあまあ体力には自信があるほうなのです。
このような運動の習慣を始めてからは今年で8年目になります。
そんな「体力に自信のある私」ですが、先日ちょっとしたことでぐったりしてしまった事があったんです。
まさか、この程度のことで自分が疲れてしまうなんて・・ショックを受けました。
が、これが「苦労せずに痩せる方法」のヒントになるんじゃないかと思ったのです。
この法則を突き詰めてゆけば、おそらく画期的な「苦労をしないダイエット」が開発できるだろうと思います。
しかし、この「法則」について考えずに、むやみやたらに運動をしていても、おそらく無駄に体を痛めるだけで筋肉もつかないし、脂肪を燃焼することはなく、
疲労⇒空腹⇒バカ食い⇒リバウンド
の悪循環を繰り返すだけになってしまいます。
運動を継続することは大事ですが、「効率的に脂肪を燃焼する法則」を念頭に習慣を強化すれば、より効果的なダイエットができるようになるでしょう。
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先日、中学校2年生になる娘の運動会がありました。
地元の公立中学校なので、自宅から15分程度の道のりですから、天気がいいし一人で歩いて見に行こうと思いました。
ですが、、普段は介護施設に入所中の父親がたまたまちょうど退院していたこともあり、せっかくなので二人で一緒に歩いて学校までゆこうということになったのです。
父は足腰が弱っている上に目が悪いので、健常者のような歩行ができません。
杖さえ突きませんが、私が前に立ち、障害物や段差を避けながら慎重に誘導してやる必要があります。
そこで、前後2メートル程度の距離を保ちながら、段差や障害物が合ったら注意をして声をかけながら歩きます。
親父は気持ち靴底を引きずりながら歩くので、音の違いで万が一のときのつまづきがわかります。
「異音」がすれば、すぐに支えに入ろう、、と気持ちを構えてあまり離れない距離を保ちます。そして父の歩行速度に合せて、「じっくりと」歩きます。
本来健康な人であれば歩きで15分程度の道のりですが、ゆっくりと30分かけて学校へ到着しました。。
ところが思っていたよりも時間がかかってしまったことで午前中最後のプログラムの時間に間に合わず、私たちが到着した途端に昼食休みに入っていました^^;
仕方がないので、学校から一番近いラーメン屋まで10分間、ゆっくり「じっくりと」二人で歩いて昼食を取りに出かけました。
来年80を迎える父はラーメン屋ではさすがに疲れたと見え、息がハアハアしていました。
「まだまだ歩けるから午後の部を見に行こう」と親父が言うので、また10分間かけて学校へ。娘が参加する応援合戦と部活対抗リレーを見ることができました。
一息ついたらまた「じっくりと」30分間歩いて自宅に戻りました。
父親はさすがにつかれきったようで、そのまま部屋に入って寝息を立てていました。
昔の若いころの親父は星一徹のような野球好きのスポコンタイプだったので体力は相当強かったです。
「来年80にもなればしょうがないなぁ~」と私はリビングで麦茶を飲みながらラーメンを食べ終わった後だというのに妙にほっとして空腹感を覚えている自分に気づきました。
そして、一人ごち、一息ついてから立ち上がろうとしたその瞬間、
「あ、足が震えている・・・」
普段は毎朝5キロのランニングをこなし、週末はハードなジムトレーニングをしていてもなんともない私の体が、父との90分程度の散歩で震えているのです。
体の震え・・いったい私の体に何が起こったのか?
幼くて体がまだ細いころ、親に連れられて高尾山に登ったことがありました。
東京近郊にお住まいならご存知の方が多い名所ですが、、当時はあの「山」を登り終えて足が棒のようになっていました。。
娘の運動会を見終わった私の体は、まさにそんな状況だったのです。
これはなにかある、と思いネットで調べてみました。
まず、「散歩 疲労」で調べてみました。
すると、グーグル検索結果は「適度な散歩は疲労回復に役立つ」という記事がほとんどでした。
なぜ散歩が疲労回復に役立つかというと、人間の疲労が同じ姿勢をとり続けることと、疲労物質(乳酸)が体に蓄積することに原因があるので、適度な運動で血流を良くして、関節を動かす散歩が最適だというのです。
その他の記事を見ても「散歩が疲労につながる」という記述はありません。
ということは、今回私が父親と運動会を見に行くプロセスの中に「散歩以上」の何かがあったから、という可能性があります。
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そこで、もう一度この約2時間散歩のプロセスについて整理してみます。
- 私一人ではなく父親と二人であったこと。
- 父親は足腰が弱く、目が不自由なのでゆっくり歩く必要があったこと。
- 歩くときは私が先頭を歩いていたこと。
- 私は先頭を歩いていたが父と背後2メートルくらいの距離を保っていたこと。
- 障害物をよけながら歩いていたこと。
- 父が足を気持ち引きずるので、こけないように足の音を気遣っていたこと。
- 父親の直接の補助は行わず、口で誘導指示したこと。
- 昼飯はラーメンを食べたこと。
- 昼飯を食べ終わって時間がたっていないのに空腹感があったこと。
こんな事象が「散歩以上」の要素でした。
これ以外に何か要素があるとしたら、私がもともと腰痛もちということでしょうか。
使っている筋肉が違うのでは?
ここまで事実関係を洗い出したところで、ふっと思い出したことがありました。
それは、小学校時代にした同じような体験でした。
小学校5年のときに家族で出かけた妙高高原でスキーの初心者教室に参加したときの出来事でした。
老若男女かかわらず、スキーを始めてやる人が習うもの、それは「ボーゲン」です。
ボーゲンとは両足のスキー板の内エッジを立てるために用いる、足を内股に八の字に開く特殊な身体操作です。
女性ならともかく、男性の日常動作ではまずありえない体勢なのでかなり意識的に行う必要があります。
私は運動神経があまりよくなかったので、この身体操作を覚えるためにコーチからゲレンデでイメージトレーニングの特訓をされたのです。
1日目は吹雪いていたこともあり、あまり滑らずスキー板を履きながらも平坦な箇所でボーゲンの体勢をその場でとって内エッジを立てるイメージを養う練習をします。
しかもその動作は体の一部を使うのではなく、体全体を使って身体を操作します。
体の上下動に合わせ、足の裏の感覚を大事にしながら雪をじんわりと外側に押し出します。
まるで体全体で行った結果の一部の現象として両足内エッジが立ち上がる、といった具合に、しっかり体全体の操作を意識してゆっくりと行うのです。
イメージが大事な練習なので、気持ちも体もリラックスさせてやっていたのを覚えています。
というのも、このときのコーチが教えるのが上手で、子供たちをあきさせないように楽しい暖かい雰囲気作りをして誰も脱落者を出さないような感じでとてもリラックスムードが心地良かったことを記憶しているからです。
すると足の裏の雪を捉えている感じがしっかりとイメージできるようになってくるのです。
この練習をした後、たいした滑降は行っていないから体力的に余裕はあったはずなのに、なんと下半身が震えてぐったりとしていたのを思い出したのです。
体が疲れる理由は意識的に行う身体操作は普段使っていない部位を動かしている。しかも、体全体を連動させる形で使っているということではないかと思ったのです。
動かしている筋肉、それは「遅筋」。
いきなり結論からお話ししますが、今回、父との90分間の散歩を通して私は「遅筋」を鍛える方法を思いついたのでした。
これは日常で工夫をすれば、あまり苦労をせずにできてしまう方法です。
冒頭でお話したとおり、もう少し科学的に分析してゆけば「苦労せずに楽して痩せる方法」のヒントになると思います。
「遅筋」とは「遅い筋肉」ですからじっくり動かすときに使う筋肉の種類で「赤筋」とも言われています。
瞬発力よりも持久力を担っているようです。
ネットで調べてゆくと「遅筋 ダイエット」でもワンサカサイトが出てくるのは驚きでした。
ですが、どのサイトを見ても2次情報の焼き直しですね。
「遅筋は持久力を担っているのでダイエットにいい」という程度のことしか書いていません。
実際それを書いた人が遅筋の鍛え方を知っているのか、その方法に従って遅筋を鍛えた経験があるのか、やってみた結果どんな体感を得られたのか、実際やせることができたのかは不明なのです。
遅筋を鍛える方法論はいろいろありますが、大事なことは体全体を強調させて「リラックス」して「じっくり」と、しかも「イメージを用いる」ことだと思うのです。
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